西国分寺 癒翠

治療理念


癒翠では、鍼・灸・指圧・マッサージを使って治療をいたします。また、鍼の苦手な方は鍼を使わない治療が可能です。患者さまの体の状態を見極め、最善と思われる治療をしていきます。

病を治すのは自身の治癒力です。

自己治癒力を高め、病を未然に防ぐこと・体の痛みや苦しみを軽減するお手伝いを全力でさせていただきます。大きくは以下の2点に着目し、治療を進めていきます。

経絡の支障を調整する

人間の体の中には、経絡(けいらく)といわれるエネルギーラインが存在します。この経絡に滞りなどの支障が出てくると、体の不調が生じてきます。また、経絡に支障が出ているにも拘らず、症状として体に出ていないこともあります。これが東洋医学でいうところの『未病』というものです。

この経絡の支障を調整することで体が本来持っている自然治癒力を増幅させ、痛みや病気を改善させていくだけでなく、病気になりにくい身体にしていきます。 

自律神経系を調整する

自律神経は一言でいうと、内臓・血管などの働きをコントロールし、体内環境を整える神経です。自律神経には交感神経と副交感神経があります。これらが互いにバランスを取り合い、体内環境を一定に保っています。生命維持をする上で大切な自律神経系を調整していくことで本来あるべき体の状態に近づけることができます。

訪問治療への想い

治療師として「何が最善で最良な治療なのか?」ということを日々考えながら実践しながらの繰り返しの生活です。「鍼灸がいいのか?マッサージがいいのか?整体がいいのか?」その答えすら未だに見つかりません。もちろん、鍼灸師としてマッサージ師として、それが最良と思って行っていますが、「もっともっとより良い治療方法があるのではないか?」という思いも常に持っています。

 

しかし、今まで治療に携わってきて、確信していることが一つだけあります。
それは「どんな治療でもいいけれども、治療の後にゆっくり休むこと、できれば横になって休むことをすればその治療効果が倍増する!」ということです。 そして、「本来なら治療院での通院治療でも治療後に最低1時間は横になってもらえたら、治療の効果はもっと上がるのになぁ~」と思いながらも、なかなかそれを現実化させることが出来ずにいます。

 

そこで始めたのが訪問治療でした。現在は寝たきりの方や外出することが難しい方を中心とした治療形態になっていますが、実は訪問を始めたきっかけは先に述べた理由からでした。つまり、より治療効果を高め深めたいという理由からであり、そのためはその環境を作ること、すなわちこちらから患者さん宅に治療に出向き、治療後はご自宅でゆっくり休むということをしていただきたいという理由からでした。

 

そのため、現在も訪問治療の施術後は患者様に「このあとゆっくり休んでくださいね」と必ずお伝えするようにしています。皆様がその言葉を守ってくださっているかどうかわかりませんが、一例を言えば、訪問治療を週1回以上必ず受けてくださっている患者様でインフルエンザになられた方は一人もいません。現在も30数名の患者様がおられますが、今年も一人としてインフルエンザに罹られた方は今のところいらっしゃいません。もちろん「それが訪問治療の効果か?」と言われたら「そうです」と断言はできませんが、少なくとも患者様の免疫力が上がっているのではないかなぁと思っています。

 

今後は歩行困難の方や寝たきりの方だけでなく、介護や子育てで中々外出できない方々も含め、より治療効果を得たいという方々にこの訪問治療を受けていただきたいと考えています。